金子みすゞ

明るいほうへ

近くの公園で・・・ 赤(梅)と白(雪)のコントラストがきれいでした。 日中も時々雪が舞っています。 明るいほうへ 金子みすゞ 明るい方へ 明るい方へ。一つの葉でも 陽の洩るとこへ。やぶかげの草は。 明るい方へ 明るい方へ。はねはこげよと 灯のあるとこ…

ほんとが夢なら

新聞や、テレビで 大切な人を失くされた東北の方のつぶやきに、 何度もであいました。 「夢で娘(大切な人)に会ったんだ。 夢が現実で、 娘(大切な人)のいない現実が夢だったら、 どんなに良いだろうと思うんだ・・・」 わたしといっしょだなあ、と、 そ…

空いろの花

ikuちゃんがお空へ行ってから、mikuちゃんが生まれてね。 「ミクちゃ〜ん!」と誰かが呼ぶと、 「イクちゃ〜ん!」と私には聞こえてね、 よく振り向いて、イクちゃんを捜したんだよ。 ミクちゃんは4歳になりました。 今夜はひな祭り食事会をします。 イクち…

小さき者へのまなざし

家のすぐ前に出来た、日本でも珍しい三つ目トンネル。 郁代は完成を楽しみにしていたのですが、旅立った翌年開通しました。 積もった雪がある風景 積もった雪 金子みすゞ 上の雪 さむかろな。 つめたい月がさしていて 下の雪 重かろな。 何百人ものせていて …

「食べたいのちです」

金子みすゞ記念館コラムよりお借りしました。 おさかな 金子みすゞ 海の魚はかわいそう お米は人につくられる、 牛は牧場で飼われてる、 鯉もお池で麩を貰う。 けれども海のおさかなは、 なんにも世話にならないし、 いたずらひとつしないのに、 こうして私…

はすとにわとり

いつも見逃してしまう、朝ドラ「おひさま」。 お昼の再放送が始まっています。 ちょうど、赤ちゃんが生まれる場面・・・。 陽子(井上真央)に無事女の子が生まれました。 よかった よかった。 日向子(ひなこ)ちゃん、誕生おめでとう!! 「はすとにわとり」 …

七夕

七夕の笹 金子みすゞ みちを忘れた小雀が、 濱でみつけた小笹籔。 五色きれいな短冊は、 籔のまつりか、うれしいな。 かさこそもぐつた藪のなか、 すやすやねんね、そのうちに、 お宿は海へながれます。 海にしづかな日が暮れりや、 きのふのままの天の川。 …

こだまでしょうか

近くの山側環状道路を歩いていると、自転車の留学生によく出会います。 中国、台湾、インドの方・・・。 「コンニチワ!」「こんにちわ!」 お互い笑顔であいさつして通リすぎます。 「コノオ店、ドコデスカ?」 と、チラシを見せて聞かれることもあります。…

林檎畑

とおいその音をきくときに、 凍ったこころはとけました、 みんな泪になりました。 金子みすゞさんの深くやさしいまなざしに、 私の凍ったこころはとけました。 林檎畑 金子みすゞ 七つの星のそのしたの、 誰も知らない雪国に、 林檎ばたけがありました。 垣…

祈り

熱い味噌汁を頂く時、 暖かい布団に入る時、 被災している方のことを思い胸が痛みます。 地震に遭われた方が、少しでも心安くおられますように、 どうぞ、これ以上災害が広がりませんように 祈るばかりです。 海とかもめ 金子みすゞ 海は青いとおもってた、 …

イケメン

畑の小道を歩いていたら、なにやら熱い視線が・・・。 イケメンだあ〜。 雨ニモ負ケズ・・・ 大雪ニモ負ケズ・・・ 吹雪ニモ負ケズ・・・ 私はここを動かない、と 胸を張って立っている。 梨畑の枝が、 空に向かってつんつん伸びていました。 〜 明るいほう…

積もった雪

大雪の影響で、生活が脅かされている様子が毎日報じられています。 狭い道路や、降ろした屋根雪は捨て場がなくなり、 山のように積み上げていく労力は高齢者にはどんなに大変でしょう。 私も何回も経験していて、腰痛の後遺症もあるのでよくわかります。 今…

み佛さまの花ぞのに

もうすぐ3歳のミクちゃん 郁ちゃんが亡くなった後に、孫のミクちゃんがうまれました。 家族が「ミクちゃん、ミクちゃん」と呼ぶと、 私には「郁ちゃん、郁ちゃん」と聞こえ、 「郁ちゃんはどこ?」と探したものでした。 ミクちゃんが郁ちゃんの生まれ変わり…

こころ

2歳のミクちゃんを見ていると、 金子みすずの次の詩が想い出されるのです。 こころ 金子みすゞ おかあさまは おとなで大きいけれど おかあさまのこころはちいさい だって、おかあさまはいいました ちいさいわたしでいっぱいだって わたしは子どもで ちいさ…

見えぬけれどもあるんだよ

うわあ〜 どっちを向いても雲ひとつない青空だあ〜。 郁ちゃんがやさしい風になって、 私の頬をなでていったよ。 風を感じながら、 どこまでも歩いたよ。 いつまでも、 郁ちゃんと、話していたよ。 ] 手前に梨畑 遠くに戸室山 近景 星とたんぽぽ 金子みすゞ …

真っ赤

本多の森公園に続く通りの、真っ赤な木々がきれいだな。 木 金子みすゞお花が散って 實が熟れて、その實が落ちて、 葉が落ちて、それから芽が出て 花が咲く。そうして何べん まわったら、 この木は御用が すむか知ら

曼珠沙華

近くの川岸を歩いていたら、 例年より遅く曼珠沙華(ヒガンバナ)が咲いていました。 日中は暖かく、気持ちの良い秋晴れでした。 曼珠沙華(ヒガンバナ) 金子みすゞ 村のまつりは 夏のころ、 ひるまも花火を たきました 秋のまつりは となり村、 日傘のつづく …

みすずの心

みすずのふるさと、仙崎の町へ行った時の青木新門さんの文章が、 『みすずの心』と題して北国新聞に載っていました。 『仙崎の漁師たちは、捕えた鯨のすべてに戒名をつけて法要を行っていた。 対岸の島には鯨を篤く葬った鯨墓もあるという。 (中略) 金子み…

ほんとがゆめなら

娘がいなくなったことが、 夢だったらどんなにいいだろうと、何度も思ったよ。 これは夢ではないかと、何度もほっぺをつねったよ。 みすずさんも、辛いことがたくさんありましたもの。 ゆめとうつつ 金子みすゞ ゆめがほんとでほんとがゆめなら、 よかろうな…

続けるだけでも

習字教室用の練習本を取り寄せると、黙って書いている孫ふたり。 先生はいないんだけど、続けていれば少しずつ進級する仕組みです。 5年生になったAちゃん まだまだ野山を駆けるといいよ。 Sちゃんは中学生になって、部活が忙しくなったね。 忍耐忍耐! 今…