オーストラリア

ハロウィン

郁ちゃん、 あなたに会いに大原さんは大阪からご夫婦で、 朝日さんは友人と一緒に愛知から来てくださいました。 それがなんと、別々に連絡を頂いたのに同じ日、同じ時間帯とは・・・ これも郁ちゃんのサプライズですね。 お二人とも、オーストラリアでルーム…

砂アートの物語

最近テレビで“砂アート”の番組をチラッと見ました。 内容はよく見なかったのですが、 シドニーの京子ちゃんから、以前動画が送られてきたのを思いだしました。 「すごいなーって思ったビデオがあったので送りま〜す。 ライトボックスの上で砂を動かして戦争…

やさしい“ゆきちゃん”

釣りのおっちゃんのお伴をしてきたおとなしい犬。 私を見るとさっと寄ってきてゆったりと座り、 撫で撫でさせてくれました。 こんなこと初めて、うれしかったあ〜。 子供のころ、郁ちゃんはいつも犬や猫を飼っていたね。 病状が進んで外出できなくなってから…

郁代のサプライズ

シドニーでルームシェアした朝日さん、現在看護師をしていられます。 遠い愛知から何度も往復し、 郁代の最期の日々を懸命に支えてくださいました。 近いうちに子供を連れてお墓参りに行きますと言われていました。 そして、 「10月29日土曜日のお昼過ぎに伺…

エディーさんから

梨畑の周辺には用水が流れていて、 トンボがすいすい飛んでいました。 郁ちゃん 今年もシドニーの会社の上司エディーさんから、 命日のメッセージが届きましたよ。 エディーさんは大きい会社の幹部の方なのに、 毎年のことで、1年も欠かしたことがないので…

流れ星

エアーズロックの満点の星が忘れられません。 あっ〜流れ星だ・・・。

出会いは奇跡   旅6

オーストラリアの旅、 キュランダ高原で出会ったももなちゃんご一家から、写真とメールを頂きました。 有難うございました。 異国での出会いには特別なものがあり、皆さんのこと忘れないでしょう。 出会いは奇跡です! ・・・・・ こんばんは。 今、家族3人…

郁代の海  旅5

郁代に遇うオーストラリアの旅は、 ケアンズの海に始まり、エアーズロック、シドニーと続いたのでした。 グレート・バリア・リーフは、世界最大のサンゴ礁地帯。 クイーンズランド州沿岸の珊瑚海に存在します。 宇宙空間からも確認できるほど広大であり、 生…

キュランダ高原  旅4

オ−ストラリアの大地は広く、どこへいっても自然がいっぱいです。大自然の中で友人とキャンプ、高原でテニス、星空の下でバーベギュー、 羊や牛、カンガルーと戯れていて・・・ 郁代のアルバムにはオーストラリアでの楽しい時間がいっぱい詰まっているのでし…

カタ・ジュタ  風の谷  旅3

カタ・ジュタ(マウントオルガス)エアーズロックリゾートから53km離れた場所にあるカタ・ジュタは、36個の大岩が集まった奇岩群。 アボリジニの言葉で「たくさんの頭」という意味で、岩山のうち何個かには名前が付けられています。 一番高い岩山はオルガ山…

聖地「ウルル」  旅2

シドニーの前には、エアーズロックへ行きました。 朝陽を浴びるエアーズロック。 アボリジニによる呼称では「ウルル」。 郁代の部屋に遺されていた本「アボリジニの教え」によって、「ウルル」がアボリジニの聖地だったことを私は知りました。 「聖地とはね…

再びのシドニー   旅1

シドニー空港に近ずくにつれ胸がいっぱいになり、 やはり涙があふれてくるのでした。 郁代が八年間過ごしたシドニーの街。 夫が郁代との約束を果たせなかった、シドニー訪問でした。 その日は、2011年1月1日。 私が持って行った郁代のバッグに、 偶然…

白い手紙

三つ目トンネルからの車列です。 除雪車フル回転 「シドニーなら私が案内するよ」 雪は郁ちゃんからの手紙ですね。 日本の冬は、オーストラリアの夏です。 郁代の職場からは、シドニー湾が見渡せました。 友人とよく郊外へでかけた郁代です。 (郁代のアルバ…

エアーズロックへの旅

「エアーズロック」の別名で知られる、 オーストラリア中部の巨大な岩山「ウルル」、 高さは346メートルあります。 ウルルとはアボリジニの言葉で「偉大な石」を意味し、 ふもとには多くの洞窟があり、内部にはアボリジニの描いた壁画が残るアボリジニの聖地…

懐かしのオーストラリア

郁代のお別れの旅は海外からはじまりました。 12時間のフライトに耐えるには、この時(2005年2月)が体力の限界です。 病気が再発するまで八年間過ごした懐かしのオーストラリアへ。 この時、どこで、どなたにお会いしたのか私は全く知りませんでした…

シドニーはやっと春

京子さんからのメールで、 ああそうだった、シドニーは冬からやっと春になったんだと気がつきました。 いくちゃんのお友達から、メールをもらえてうれしいな! いくちゃんにさっそく報告しなくちゃあ。 ・・・・・いくちゃんのお母さん おひさしぶり〜。シド…

もう五年に

郁ちゃん、シドニーのエディーさんからのメッセージを、 サイトーさんがメールしてくださったよ。 シドニーを思い出すだけで、 胸がいっぱいになって、涙がとまらなくなります。みなさんの変わらぬお心遣いに感謝します。 ・・・・・おはようございます。 す…

ジャカランダ

落合恵子さん、新聞の土曜エッセイは『ジャカランダ』でした。 「ジャカランダ、ジャカランダ、ジャカランダ」 昨日から、おまじないのようにつぶやいている。 シャワーを浴びながら、コーヒーを入れながら、玄米をとぎながらも、 「ジャカランダ、ジャカラ…

砂アートの物語

郁ちゃん シドニーの京子ちゃんから動画が送られてきたよ。 「すごいなーって思ったビデオがあったので送りま〜す。 ライトボックスの上で砂を動かして 戦争を表現しています」 京子ちゃんも、スコットさんもお元気だって。よかったね。 京子ちゃん、ありが…

メルボルンでのつながり

オーストラリア連邦で1番古い日本語新聞が「日豪プレス」ですが、 医療、健康、保険、法律、教育等、日本人の質問に対し専門家が答える “なんでも相談”のコーナーがあります。 会社勤務のころ、郁代は“なんでも相談”のある部門で回答を担当していました。 …

カンガルーと遊ぶ

朝のテレビ番組で「動物のオリンピック」というのがあり、 カンガルーが跳んでいました。 郁代に会いにオーストラリアを訪問したとき、 案内してくれたのは郊外のカンガルーの森でした。 あんなにたくさんのカンガルーの群れを目の前で見たのは初めてだった…

シドニーから

ずっと前に頂いたんだけど、 Fusaeさんからのお手紙、郁ちゃんまだ読んでいないかと思ってね。 郁ちゃんが繋がっていた方と、こうして知り合えるのは、 涙がでるくらいうれしいことなのです。 Fusaeさんからのお手紙で、どんなに励まされたでしょ…

「オーシャンズ」

子どものころ疎開し、そのまま暮らすことになった母の故郷は、 目の前に海が広がっていました。 磯浜で海に潜り、魚と一緒に泳ぎました。 大波が寄せると、一瞬水中に身を隠し、波を避けるのでした。 私の育った能登の海は、郁代のふるさとでもありました。 …

竹久夢二館

昨日、ウオーキングの後身体を休めた「白鷺の湯」の隣に、 竹久夢二館があります。 夢二と彦乃二人の愛の聖地「湯涌」 「湯涌なる山ふところの小春日に 眼閉じ死なむときみのいふなり」 東京日本橋の紙商、宮内省お出入りという老舗の、 父親自慢の娘であっ…

誕生日

昨日、シドニーの会社の皆さんから、 郁ちゃんの誕生日メッセージを頂きました。 こちらはジャカランダの紫の花が咲き、 随分と良い気候になってきました。 エディーさんはじめシドニーの皆で、 明日は郁さんのお誕生日ということもあり、 当時を懐かしんで…

「ノクターン」

京子ちゃんからのお便りにこんな場面がありました。 眠っていたピアノへの情熱が目覚めたそうです。 しばらくたって「何弾いてるの〜?」とお互い探り合い。 なんと二人とも全く同じ曲だったのには驚きました。 ショパンの「ノクターン」。 郁ちゃんが弾いて…

ハロウィーン・パーティ

ハロウィーンの季節になると、京子さんからのお 便りを思い出すのです。 ハロウィーン・パーティ 京子いくちゃんと 初めてお会いしたのは、 シドニーで何かの日本の催し物を見に行った時で 友人に紹介されました。 ツヤツヤとよく磨いてある(?)みたいな、…

人の幸せを願う

大事な友達 シドニーのひろみさんからの手紙 郁代ちゃんが亡くなったと聞いた時、 私は彼女のその短すぎた人生、そして彼女がしたくてできなかった事に対する彼女の無念さ、少しの希望とたくさんの失望を味わったであろう闘病生活を思い、涙しました。 私と…

量が多すぎるから

「おとうさん、おかあさんの子どもに生まれて、しあわせだったよ」 「おとうさん、おかあさんの子どもに生まれてくれて、ありがとう」 郁代の発する言葉のひとつ一つが、重く感じられて、 私はなにも言えませんでした。 この頃、シドニーからひろみさんが来…

100本の花

一階の介護用ベッドへ移った日、 大きな、大きな、お見舞いの花籠が届いた。 それは会社の上司、エディさんからだった。 「でっかい花束にびっくりした!」 お礼の電話を掛ける郁代の声が元気にはしゃいでいたから、 本人がもう歩けない身であることを、 エ…